■ バチカン市国
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小学校のころ
社会科の授業で習ったことがある
先生 世界で一番小さい国は
どこかしってますか~?
子供 バチカン市国でーす
先生 はい、正解でーす!
じゃあ、バチカン市国の人口は
何人か知ってますか~?
子供 知りましぇ~ん
先生 1000人です
子供 ぎゃはははは
たった1000人やて~
当時はなにも知らなかったので、
はっきりいってバカにしていた。
ちなみに現在の人口も1000人弱

↑最寄りの地下鉄『オッタヴィアーノ駅』からバチカンへ向かう通り
この1000人というのはバチカンの
城壁内で生活している人の数で
ローマ法王と聖職者、そしてスイス人衛兵など
バチカンの国籍をもっている人は
さらにすくなくて500人強
しかし人口は1000人でも、
ここを訪れるカトリック信者や
観光客は年間2000万人くらい
半端な数じゃない
また、バチカン市国の面積は0.44平方キロ
これは東京ディズニーランド(0.52平方キロ)より狭い

オッタヴィアーノ駅から10分くらい歩くと
城壁がみえてくる。
まさいは途中でジェラートを食べたので
30分くらいかかった
この城壁の向こう側が『バチカン市国』
つまり、ここが国境
しかし、国境といってもパスポートを
見せる必要はない
ちなみにここは正面入り口ではない
ちょっと横にある入り口で
あえて言えば勝手口かな・・・

勝手口をくぐると目の前に巨大な円柱が
林立しており、それはもう迫力満点
さすが、ローマ! さすがバチカン!
という気分が盛り上がってくる
冒頭のグーグルマップの航空写真でも
わかるように『サン・ピエトロ広場』を
南北からぐるっと取り囲んでいる
そして東側に正面玄関がある

これは北側の円弧を内側から眺めた光景
サン・ピエトロ大聖堂がすこしずつ姿を
現してきた。カトリック教徒だったら、
このあたりで興奮の絶頂が近づいてくるの
だろうと思うが、まさいはカトリック教徒
ではないので、さっき買ったジェラートを
なめながら歩く。
信者からみると失礼極まりない観光客である

数分歩くと、とうとう
サン・ピエトロ大聖堂の正面が現れた
おお~っ、すごいっ!
サン・ピエトロ大聖堂の
偉容を目の当たりにして
ようやくまさいも興奮してきた

大聖堂の中に入るためには空港のような
ボディチェックを受けなければならないが
そこを通り過ぎたあたりで
人だかりがしている
なにかと思ってのぞき込んでみると
まるでハリーポッターの一シーンのような
光景が…
観光客たちがカメラを向けて、
パシャパシャと写真を撮す
それをまったく意に介さず、
どうどうと歩く聖職者

さっき遠くからみた
サン・ピエトロ大聖堂の正面玄関
世界9億人のカトリック信者の
総本山の入り口だよ
すごい! の一言だね
サン・ピエトロ大聖堂
最初に建てられたのは4世紀ころ
現在の聖堂は2代目で
1626年に完成したらしい
約400年前に建てられた。
もちろん、世界文化遺産である。

おそるおそる中に入る。
人の影をみるとわかるように
ものすごく高い天井。 そして
広いところに無数のいすが並んでいる
ここでクリスマスミサとかが
行われるんだよね。
この高い天井と、石でできている構造が
すばらしい音響効果をだしてくれる。
以前、別の大聖堂でパイプオルガンの
演奏を聴いたことがあるが
それはもう素晴らしいの一言だった。
カラダ全身で受け止めるパイプオルガンの
荘厳な響きが人々を神の世界に
つれていってくれるんだと思う。

大聖堂内には無数の彫刻や造形物が
並べられている。それぞれ、聖書に基づく
なにかを表現しているんだろうけど
聖書を読んだことのない
まさいにはよくわからない
大聖堂の中も写真撮影は自由にできたので
いっぱい写真を撮したが写真では本物の
すばらしさを再現できないので
ここでは1枚だけにとどめておくよ

30分ほど大聖堂のなかを鑑賞して、
そとにでた。そして、もういちど
外から大聖堂を見上げてみる
たまたま、きょうは
大聖堂の真ん前で巨大なクレーン車に
乗ってなにか作業をしている

正面に掲げてある彫刻を掃除しているのか
修復しているのか?
いまならこういうクレーン車に乗って
簡単にできるが400年前はどうやって
作業してたんだろうね
入ってきたとき、最初に
サン・ピエトロ大聖堂が見えた場所まで
もどってきた。

最初に通ったのは10時半ころ
そのときはほとんど行列なかったのに
30分後の11時にはもうこれだけの行列が!
早めにこれてよかった♪
サン・ピエトロ大聖堂をあとにして
まさいはつぎの目的地にむかう
■2009年2月
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