■ アムステルダムの街 散策

アムステルダムの玄関口はオランダ鉄道の
・アムステルダム中央駅
1889年に完成したこの駅は日本の東京駅のモデルに
なったと言われている。(異論もあるらしいけど…)
煉瓦造りの巨大な駅舎は東京駅を一まわりも
二まわりも大きくしたような雰囲気だね
手前にはこれまたアムステルダム名物の自転車
ものすごい量の自転車が駐車してあるが、別に取り締まりはない。
この中央駅の駅前からほとんどのトラムやバスが発着する。

アムステルダムの市内での移動はトラムがとても便利
路線図も分かり易いので、旅行者でも安心して乗れる
料金は1ゾーン(1時間以内乗り放題)が1.6ユーロくらい
だけれど、この日は一日中何度も乗るだろうと思って
・1日券 7ユーロ
を買った

これがあると、トラム、バス(たぶん地下鉄も)乗り放題
一日券あると、ほんと便利だよ。
この日は何回乗り降りしたことか!

トラムの車内はこんな感じ
天井に電光掲示板があって、次の駅が表示されるので
発音の難しいオランダ語の駅名アナウンスを
耳を凝らして聞く必要もない。
(旧型車には表示がない)

運河の街アムステルダムだけあって
いたるところに運河がある。
そして、その運河がとってもきれいに整備されている
ゴミが流れていたり、生活排水の泡が流れていたり
なんてことはまったくない。 臭いもない。
そして、運河のほとりは例外なく、大きな木がいっぱい茂ってる

いたるところに運河があるので、あとから写真をみても、
いったいどのあたりの運河なのか思い出せない。
困ったことだ…
でも、街中きれいな河があるというのはとても気持ちがいいね。
大阪も水の都だったのだから、アムステルダムのように
もっと整備して、街の人たちの憩いの場とすればいいのに。

これは王宮。
手前がダム広場。
1655年に市庁舎として立てられた建物だが
フランス侵略時代の1808年にナポレオンの弟が
王宮として横取りしてしまった。
その後、市に返還されたが、オランダの新王家に献上され
現在にいたってる。
そういえば、オランダは王国だったんだよね。

アムステルダムのあちこちにある広場
それぞれ市民の憩いの場になっていたり
ショッピング街の起点となっていたり様々
運河のほとりもそうだけれど、
広場にも多くの緑が植えられてあって、
可愛いらしい街をより魅力的にしている。

この緑の多さは、日本、特に大阪では見習って欲しいね
そして、アムステルダムの名物のひとつは自転車の多さ
いたるところで自転車で走っているひとを見かける
自転車道も完備していて、とても走りやすそう。
逆に、自転車道を歩いていると、叱られる!
国中ひらべったいオランダでは、ほんとに重宝する自転車

これは観光バスならぬ観光馬車
中世の御者さん風のかっこいいおじさんが
馬車を走らせてくれる。

この川は他の運河に比べて何倍もひろい、アムステル川
そして、真ん中に見えるのが
・マハレのハネ橋
ゴッホが描いた『アルルのハネ橋』に似てるらしい。
ここに到着してすぐ、絶妙のタイミングで橋が上がりだした
上の写真はすこし上がったところ

3分の2くらい上がったところで、船が通過していった。
そのあと、垂直になるまで上がって、いったん止まった後
橋はふたたび元のように下りていった。
ここにベンチがあったのでしばらく休憩していたけれど
それからぜんぜん橋はあがらなかったので、
到着してすぐに見れたのは、かなり運が良かったみたいだね。

こちらはまた運河
河岸にあるのは、船と言うよりは水上生活者の
家のように見えるね。
ここで生活している人たちもいるんだろう。

ここはミュージアム広場
他の広場とちがって、芝生が敷き詰められた
ほんとに広大な広場
左向こうに見える近代的な箱形の建物が
・国立ゴッホ美術館
以前いちど見に行ったことがあるよ。
今回は夏休みで混雑してそうだったのでパス
右奥に見える立派な建物は
・国立ミュージアム

ミュージアム広場をはさんで国立ミュージアムと
反対側にある、これまた立派な建物は
・コンセルトヘボウ
コンセルトヘボウとはコンサートホールのこと
クラシックの好きな人なら誰でも知ってると思うけど
王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の本拠地
この楽団は、ベルリンフィル、ウィーンフィルとならぶ
ヨーロッパ屈指の管弦楽団。
ここのコンサートを一度聞きに行きたかったんだけど
今回は残念ながら時間がなかったのでパス

芝生のうえに座ってしばし休憩していたら、
ハゲ頭の怪しいおっさんが近寄ってきてすぐそばに座った。
まさいに握手を要求し、そして英語でなにか話しかけてくる。
おっさん どこから来たのか?
まさい 日本からだ
お 旅行か?
ま 仕事だ
ここで、いきなり話題が変わり
お ところでアムステルダム中央駅までのタクシー代
15ユーロくれないか?
ま いやだ
お じゃあ、5ユーロでいい
ま いやだ
お そうか。 じゃあ、バイバイ
といって、悠々と去っていった
まあ、お金をせびりにくるケチな野郎はどこの国にもいるが、
今回はなかなか堂々とした金せびりであった。
■2008年8月
■キーワード: アムステルダム Amsterdam
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